しみ、そばかすができるメカニズム
◎メラニンを排出できないとシミとなって出てくる
一口にシミといっても、いくつか種類があり、それぞれ原因も異なります。
シミの原因であるメラニンは、色素細胞の中でチロシンというアミノ酸から生成されます。
紫外線によりケラチノサイトに異常が起こると、色素細胞にメラニンをつくりなさいという指令が出続け、過剰にメラニンが作り出されます。
また、ホルモンは直接、色素細胞にメラニンを多く作らせます。
本来は通常の表皮のターンオーバーによって角質とともに垢として排出されるメラニンですが、過剰に作り出されると、ターンオーバーとともに排出しきれずに残ってしまい、これがシミとなります。
また、ターンオーバーの乱れも排出できない理由の一つで、加齢に加え、紫外線、ナイロンタオルによる摩擦などの物理的刺激やストレス、ホルモンバランスの乱れなどの内的要因によることもあります。
◎セルフケアで変化がなければ専門医に相談を
シミの直接の原因は皮膚にあるメラニン色素の沈着ですが、さらにその原因を遡ると、紫外線や老化、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、食生活、遺伝的要因など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。
しみの種類を正しく特定するのは簡単ではなく、間違ったセルフケアによってシミが余計に悪化してしまうことも。
セルフケアであまり変化が見られない場合は、皮膚科専門医に相談するのが1番の早道です。